無期限を利用したキャリアアップ

工場ではアルバイトや派遣などいくつかの雇用形態が用意されていますが、中でもメリットが多いと言われるのが正社員です。正社員は原則雇用に期限が設けられていないため、1つの所で長く働き続けることができます。とはいえ、いくら期限が設けられていないからといって必ずしも待遇が変わるわけではありません。会社によっては勤続年数に合わせて待遇が良くなる所もありますが、従業員数が多い大手では難しいのが実情です。数十年働き続けても最低賃金のままというケースもあります。収入アップを望むのであればキャリアアップを図ることが大切です。上司や先輩からの指示に従うだけでなく空き時間を使って資格を取るなど自分から動くことでより正社員としての待遇が良くなります。

雇用期限なしの正社員で働く時の注意点

雇用期限が設けられていない正社員として働いている人の中には、就職できれば定年までの契約が約束されていると勘違いしている人もいます。これは大きな間違いで正社員は雇用契約に期限がないというだけで必ず定年まで働けるとは限りません。無断欠勤や遅刻など周囲に迷惑を掛ける問題行動を起こすなど会社に不利益をもたらすと判断されると解雇されることもあります。そのほか、中小規模の工場では経営状態の悪化によるコスト削減で定年を迎える前にリストラされるという事例も少なくありません。正社員はアルバイトやパートに比べてリストラの対象になり難いとはいえ、可能性は0ではないので注意が必要です。定年までの雇用を望むのであれば、正社員という立場に胡坐をかくことなく真摯に業務に取り組まなければいけません。

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